医師・研修医向け情報
Information for Residents and Doctors
脳卒中科 医師・研修医向け情報
脳卒中診療グループでは、通常の診療以外にも様々な院外活動を行っております。地域の皆様に向けた病気の予防や発症後のケア、救急隊やリハビリ施設との連携活動、カンファレンスや学会の開催や参加も含めてその活動は多岐に渡ります。
2018年3月12日 神栖市横瀬小学校に『BRAIN RESCUE KAMISU』出張授業を行った。国立循環器病研究センターの開発した啓発グッズを用いて児童90名、保護者62名に授業を展開した。本年度はしない6校にも資料配布を行い、アンケート調査により啓発の効果についても継続的に調査を行っている。
大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学の磯博康先生、筑波大学医学医療系社会健康医学の山岸良匡先生ご協力のもと、筑西市の小学校の健康副読本の脳卒中のページの原案を作成した。また、日野先生が筑西市 協和健康まつりにて脳卒中予防啓発に関する講演をおこなった。
年に1~2回、つくば市のメディカルコントロール協議会にお声掛けして、筑波大学で脳卒中勉強会を開始している。2018年度は10月28日に開催した。救急隊が症例毎に記載している搬送記録から脳卒中症例の振り返り、最新の脳卒中のエビデンス、実際の治療症例を供覧した。脳卒中の知識のブラシュアップと、今後の搬送体制の改善について参加者で情報共有を行った。
避暑地の軽井沢で血管内治療セミナーを開催した。
2018年度は、『脳動脈瘤』の集中講義を各分野のエキスパートから各30分の講義を13コマ行った。特別講師として、順天堂大学脳神経血管内治療学講座教授の大石英則先生にフローダイバーター治療について、豊富な経験をお話しいただいた。
また、例年通り研究のSEEDSになるような一般演題14題あり、3日間にわたり、大いにディスカッションが盛り上がった。(佐藤允之/松丸祐司)
2018年度は『次の一手、プロはどうする?』というテーマで、解剖、基礎実験、脳動脈瘤、CTO、急性期再開通療法、DAVFについて血管内治療にかかわる幅広い内容をディスカッションした。
例年通り、充実した文献レビューの冊子も発刊された。(佐藤允之/松丸祐司)
月1回筑波大学附属病院で脳血管障害カンファレンスを開催しており、大学病院から離れた施設で研修している先生方とも連携できるように遠隔会議システムを利用しています。毎回各スタッフからのミニレクチャーや各施設からの症例検討を行っています。ミニレクチャーでは各学会などの講演や基本的な内容をレクチャーしています。症例検討では珍しい症例、合併症症例、相談症例など各施設から持ち寄っていただきディスカッションを行っております。
脳卒中治療のハンズオンセミナーを開催した。午前中にマイクロスキルアップトレーニングをシミュレーションラボで開催した。疑似血管を使用して、バイパスの練習を行った。午後から血管内治療塾を開催した。デバイスの詳細を集中的に塾形式で詰め込み、各種デバイスの仕組み、使い方について勉強した。企業ブースでデバイスのデモンストレーションや、シリコン血管モデルEVEを用いた実技訓練を行った。(佐藤允之)
2018年度開催の第18回 茨城血管内治療カンファレンスは『脳血管内治療・脳外科手術に役立つ静脈解剖』をテーマに久留米大学放射線医学講座の田上秀一先生から『Primitive tentorial sinusに関連して形成される静脈ついて』、大阪市立総合医療センター脳血管内治療科の石黒友也先生『後頭蓋静脈のOverviews』のお話をいただいた。今回は手術に関連する静脈解剖についても触れていただき、手術を始めてばかりの若手医師にも大いに勉強になった。一般演題を水戸医療センター阿久津善光先生、筑波大学佐藤、土浦協同病院芳村先生からいただいた。(佐藤允之/松丸祐司)
2018年度開催の第19回 茨城血管内治療カンファレンスは『百聞は一見にしかず~皮膚に見る脳血管病変』をテーマに大阪市立総合医療センター脳血管内治療科の小宮山雅樹先生にご講演いただきました。なかなか日頃見る機会のない皮膚病変ですので、たくさんのスライドを拝見して、見るだけで脳血管病変との関連を診断できる可能性について興味深く拝聴した。一般演題を水戸医療センターの加藤先生『日常診療で経験した破格症例』、筑波大学の日野先生から『再発後頭部AVMを根治的切除に導く塞栓術』いただいた。金曜日の開催にもかかわらず、多くの参加者にご参加いただいた。(佐藤允之/松丸祐司)