脳卒中で失った
機能を取り戻す

内科医に多くのことを学んだ

後期研修医として「脳卒中科」で学んだ3ヵ月間は、すべてが刺激的でした。脳血管内治療によって重度の患者さまが自分の足で歩いて帰れるまで治っていく様はまさに衝撃的で、自分もぜひ学びたいと思いました。

また、カテーテル治療の前に行う血管造影について、毎日のカンファで画像を読み込む基本的な技術を学ぶことができたのは、脳神経外科医としての自信にもなりました。

外科医は手術によって治すことへの思いが強いのに対し、内科医はとことん調べて追求する姿勢が強いと感じます。そうした内科医の姿勢に教えられることも多く、手術に臨む際も突き詰めて診断を行う姿勢を持ちたいと考えるようになりました。

マイナスをプラスにもっていく治療

高校時代、祖父が脳梗塞で倒れ、そのことがきっかけで認知症になってしまいました。その様子を間近で見ていたことが、この道を選ぶ動機につながったのです。

将来は、患者さまが脳卒中によって失った機能を取り戻させてあげられるような脳神経外科医になりたいと思っています。

症状が悪化するのを食い止めるだけではなく、マイナスになってしまったものをプラスにもっていけるような治療ができたらと考えています。

自分に力があれば祖父を救えたのにという思いが、こうした志の原点にあります。

荒木 孝太Kota Araki
附属病院 後期研修医
出身
筑波大学医学専門学群卒
趣味
ボルダリング、ロードバイク

脳卒中科 医師・研修医向け情報

 
  • 松丸 祐司Matsumaru Yuji

    附属病院脳卒中科
    脳神経外科 脳卒中予防・治療学(寄付)講座 教授

  • 早川 幹人Hayakawa Mikito

    筑波大学医学医療系
    脳卒中予防・治療学(寄付)講座 講師

  • 丸島 愛樹Marushima Aiki

    救急・集中治療部兼任 講師

  • 伊藤 嘉朗Ito Yoshiro

    筑波大学医学医療系
    脳神経外科 講師

  • 松村 英明Matsumura Hideaki

       

    海外留学中

軽井沢脳血管内治療セミナー
軽井沢脳血管内治療セミナー